展示室
さまざまな別府竹細工をご覧ください
会館へ足を踏み入れると、自然と調和するさわやかな竹の色彩が一面に広がります。
会館内は、随所に竹のインテリアが施され、フロアもモウソウチクを使うなど徹底した竹の世界が演出されています。入口の「竹のアーチ」を潜りぬけて展示室へ入ると、竹細工のさまざまな表情をご覧いただく事ができます。
展示室では懐かしい生活用品から、最近の生活様式にあったインテリア用品、さらには名工の美術工芸品まで数々の別府竹細工を展示しています。
竹のアーチ
歩きながらアーチを見上げると、その編み目から、アーチが動いているようにご覧になれます。
ビデオルーム
別府竹細工のヒゴ取りから制作、染色までの様子を約8分、ビデオで紹介しています。
エジソンの竹のフィラメント電球
エジソンは、白熱電球を開発する際に6,000種類もの材料を取り寄せ実験を行い、最終的に京都八幡産の真竹で作ったフィラメントが1,200時間以上点灯すると発見しました。これにより製品化された竹のフィラメントの白熱電球は世界中で使われるようになりました。
会館では、復刻された白熱電球を展示しています。
名工の系統図
別府竹細工の歴史を刻みつづけてきた名工の系統図です。
先生と徒弟の上下、横の関係を表しています。
先生と徒弟の上下、横の関係を表しています。
くらしに使われている竹製品
飯籠、弁当箱、盛籠などの懐かしい生活用品から、笊やしょうけなどの農具など、生活に密着した竹細工をご覧になれます。
人間国宝生野祥雲斎の作品
生野祥雲斎は、別府市出身の竹工芸家で、昭和42年に竹工芸の分野で初めて人間国宝に認定されました。
大正12年、祥雲斎が18歳の頃に佐藤竹邑斎に師従し、大正14年に独立しました。
69歳で没するまで、造形美を追求した数々の作品を生み出し、竹工芸を現在の確固たる美術工芸の域にまで高めた功績は図りしれません。
大正12年、祥雲斎が18歳の頃に佐藤竹邑斎に師従し、大正14年に独立しました。
69歳で没するまで、造形美を追求した数々の作品を生み出し、竹工芸を現在の確固たる美術工芸の域にまで高めた功績は図りしれません。
名工の作品
名工と呼ばれる方々の優れた技法による作品をご覧になれます。
通産省(現経済産業省)から認定された伝統工芸士の作品も多数展示されています。
通産省(現経済産業省)から認定された伝統工芸士の作品も多数展示されています。
フラワーベース
別府竹細工の伝統的な技術を継承しながら、現在のライフスタイルに合った新製品開発に取り組んでおり、竹の筒状の編地を透明アクリルに封入したフラワーベースが開発されました。
竹のお駕籠(かご)
このお駕籠は実際に腰掛けることができます。最後に記念撮影をお撮りになってはいかがですか。